隣は
どうかな…

開かない
ちがう…

三度めの正直で
その隣

開いた

やっぱりね


でも
ちがう様な…

電気ついてるし
音楽かかってるし


見渡して
みたけど
誰もいないし…

どうやら
この部屋も
ちがった

「きゃっ」

部屋を出ようと
振り返ったら
誰か
立ってたから
びっくり

「ごめんなさい」


「梨乃?」

えっ?

「あっ
拓くん!」


「何してんだ?」


「拓くんこそ
何してるの?」


「だって
ここ
俺の家だから」


「えっ?」