「ごめんね
梨乃ちゃんが
面接に
来てたとき
店長と
話してるの
聞いて
しまったの」


「はい
それは
大丈夫です
それが
どうか
したんですか?」


「うん…
実は私…
妊娠してるの」



「えっ?
あのっ…
おめでとう
ございますで
いいんですよね」


「うん
ありがとう
ごめんね

家族は
お母さんだけだし
友達も
いなくて
梨乃ちゃん
以外
他に
話せる人が
いなくて…」



「いいえ
うれしいです
さとしさんは
知ってるん
ですか?」


「まだ…
知らないの」


「きっと
さとしさん
喜ぶと
思うな」



「そうかな!
私ね
さとしに
逆プロポーズ
しようと
思ってるの」


「えー!
すごい」