「ねぇ
梨乃ちゃん
今日
終わったら
少し話さない?
相談したい事が
あるの」


「相談!
はい
いいですよ」


「良かった
じゃあ
また
後でくるね」



「はい」


ゆりさんが
出て行くと
さとしさんが
レジに
戻ってきた


「ゆりと
仲良くして
やってくれ」



「はい…
言われなくても
仲良くしますけど…」


意外な言葉…
疑いの目で
みてると


「梨乃ちゃんまで
なんだよ
本心だって…
ゆりは
ああ見えて
色々と
苦労してるし
梨乃ちゃんの事
すごく
信用してる
みたいだからさ」


「じゃあ
さとしさんの事
信じますから
さとしさんも
ゆりさんの事
悲しませたら
ダメですよ」


「分かってるって」