「マァマ…」


優斗が
心配そうに
涙を
ふいてくれた


「ありがとう
優斗
ママ
大丈夫だよ
お家に
帰ろうか」


私には
優斗が
いてくれれば
それだけでいいの


他に
望むものは
ないはずだよ


欲張ったら
罰が
当たるんだから



ただ
光輝くんには
純の事で
すごい
支えて
もらって

光輝くんが
いなかったら
私は
まだ
立ち直れて
なかった

だから
すごく
感謝してる
ただ
それだけの
気持ちなのに


なんでだろう
光輝くんが
帰ってく
後ろ姿が
私から
離れていった
気がして…

こんなに
つらいなんて




翌日
優斗を
保育園に
預けてから
朝から
真由美と
お茶をした