光輝くんは
喫茶店に
入ってからも
私を
みつめてる


「こっ光輝くん
なんか
しゃべって」

恥ずかしさを
隠すように言った


「久しぶりだね
ずっと
会いたかった
梨乃ちゃん
少しやせた?」


「うん少し
痩せたかも」


そんな感じで
世間話をした後
少し
沈黙が続き

光輝くんが

「なんで
いきなり
何も言わずに
いなくなった?」


「…ごめん」



「俺は
ずっと
梨乃が
心配で
梨乃の家に
何度も
行って
何度も
呼んだ
もちろん
返答はなし」



「光輝くん
本当に
ごめん…」



「もう
謝らなくて
いいから
何があったか
話して」



「…………
……………
……………
わかった
ついてきて」