「ごめんね
真由美
もう泣かないで」


「じゃあ
もう
絶対に
黙って
消えたり
しないでよ」


怒ってるのか
泣いてるのか(笑)


「うん
しないよ」


「よしっ
特別に許す
今は
時間ないから
今度
ゆっくり
話そう」


「うん」


真由美は
アドレス
交換した後
ワンちゃんと
一緒に
走って
帰っていった

あいかわらず
大騒ぎの
真由美をみて
なんか
安心した


その一方で
みんなは
まだ
高校生
なんだなって

私は
みんなと
違って
ママなんだと
実感した


自分が
選んだ
人生だもん

優斗の為にも
頑張らなきゃ


北海道に
いるときから
これからは
優斗の為に
生きるって
決めたの