ふと
歩道橋の
上に
立ち止まってる
自分がいた


下をみると
車が
ひっきりなしに
行き交いしてる


「純
すぐいくから
待っててね」


吸い込まれる様に
てすりを
持って
足を
あげた時


まだ
飛び越えて
ないのに
体が
ういた


「梨乃
ダメだって
何してんだよ
なんか様子が
変だったから
ついてきて
よかった」


光輝くんは
純の
マンション下で
私を
待っていて
私が
出てきた時に
呼んだんだけど
何も言わず
なんか
様子が
おかしかったから
ずっと
後ろから
ついてきてたらしい


「どうして…
どうして
邪魔するの
純の所に
行かせてよ」


暴れる
私を

バシンッ

光輝くんがぶった