「行かなきゃ」


せっかく
起こしてくれた
光輝くんを
振り払い
また
走った


「ちょっ
待って」


光輝くんは
何か
言ってたけど
そんなの
聞こえない



純の
マンションの下に
ついた時
喪服をきた人が
何人がいた

その人達と
エレベーターが
一緒だった

なんだか
胸騒ぎがする


その人たちは
みんな
私が降りる階で
降りたの

純の家と
同じ階…


まさか

私も急いで
下りて

純の部屋の
ドアをあけた


そこには
喪服を
きた人が
何人かいた


「梨乃ちゃんかしら?」

「はい」

電話の
おばさんの様だ


「こっちへ」