かろうじて
ケータイは
ポケットに
いれてたけど

真由美に
電話
するわけにも
いかない

もう
歩いて
帰るしかない


乱れた服を
整え
靴下をぬいで
ホントの
裸足で
歩き始めた


純の
家の前

早く
通りすぎなきゃって
思うのに
立ち止まって
しまった


やっぱり
つらい

余計に
涙が…


こんな姿で
泣いてるの
人にみられたら
絶対に変

急いで
足を動かした


いつの間にか
足から
血がでていた
小石とか
なんかの
破片とか
落ちてたから
その時に
きったのかも
しれない