キスされる…

そう思うと
体が
拒絶反応を
起こして
また
涙が…


「やめて…
おねがい
別れたいの」

泣きながら
お願いした

拓くんは
私の話しを
無視して
そのまま
顔を
近づけてきたの


「やだっ」


叫んで
拓くんを
突き飛ばした

それから
何も持たず
裸足で
部屋を
飛びだしていた


ふいても
ふいても
流れてくる
涙を
どうする事も
できず
外を
裸足で歩いた


涙で
前が
よくみえないけど


なんとか
学校の方に
戻った

そこから
駅に
いっても
財布を
おいてきたから
乗れないって事に
気付いた