拓くんが
私の肩に
手をおいて


「今日は
俺の家
親も
いないし
みんな
泊まってけよ
なんなら
使ってない
部屋に住む?」


「いいねぇー
梨乃
一緒に
住んじゃう」


相変わらず
ノリノリの
あや姉…


私は
なんとなく
そんな
気分じゃない


「みんな
あがって
冷蔵庫から
なんでも
もってって
いいから」


「ほんとぉ
イェーイ
梨乃
持っていこ」


「うん…

ちょっと
トイレに
行ってくるね」


「そう
じゃあ
梨乃の分は
拓に持ってて
もらうから」


「うん」