それから
女の人が
おりて
黒い車は
私達の
タクシーを
追い越して
いったの

さっきの感じは
あきらかに
恋人の
関係にみえる


純の彼女では
なかったのかな


たけど
昼間は一緒に
でてきたよね


どっちにしても
中学生の
私には
関係ない…


大人には
大人の世界が
あるから…


「梨乃の
知ってる
人なの?」


「えっ?」


「すごい
みてたから」


「いや…
全然
知らない人だよ」

いつの間にか
身体を
のりだしてた
みたい…


「そう
じゃあ
だしてもらって
大丈夫です」