そのままの
格好で
ベッドに入り
私は純に
腕枕されて
私の手を
握って
スヤスヤ
寝息をたてて
すぐに眠った


本当に何も
しないんだね…
って
別に
期待してた
わけじゃないけど…


それにしても
純の顔って
きれい
女の子並


肌も
綺麗だなって
頬を
みてたら
涙の後があった


何かあって
泣いたんだね


私に言って
くれたらいいのに

私も
純の寝顔を
みながら
いつの間にか
眠っていた



目が覚めると
純はもう
起きていた


「おはよう
梨乃」


「うん」


「梨乃
昨日は
ごめんな」


「べつに
いいけど
なんか
あったの?」


「もう
大丈夫だから
気にしなくて
いいよ」


「そっか」