部屋に入って
きがえてたら
めずらしく
お母さんが
入ってきた


「梨乃
さっき
先生が
終業式だからって
迎えに
みえたんだけど
体調悪いって
帰って
もらったから
それで
よかったのよね?」


お母さんの
はれ物を
みるような目
私を
かわいそうな子
みたいに
接するのが
イライラする


「出てってよ
ほっといて」


お母さんを
部屋から出して
ベッドに
飛び込んだ



タラリラ♪


あれっ
純からの
電話だ


「もしもし」


「ごめん寝てた?」


「起きてたけど
どうしたの?」


「ちょっと
眠る前に
声聞きたくてさ」


「そうなんだ
ゆっくり寝てね」


早速
電話がきて
うれしい