「光輝くんだって
亮くんだって
心配して
何回も
電話とか
メール
してるって」


「心配とか
そんなの
頼んでない」


「梨乃…
ずっと
謝りたかった
光輝くんの事で
ひどい事して
本当にごめん
すごい
後悔してるの」



「今さら…
そんな
簡単じゃない」


「梨乃
お願い
許して
学校にもきてよ
ももだって
心配してるよ
それに
梨乃が
おじさんと
一緒にいるとこ
みたって
子がいるの
何してるの?」



「真由美には
関係ないじゃん
ほっといてよ」


真由美の手を
振り払い
走って帰った


いまさら遅い
私の
心の傷は
そんな簡単に
消えないよ