「ごめん
忘れてた」


私が言うと


「梨乃
こんな奴と
やったんか?
お前も
よくやるな
まぁ別に
いいけど」


そう言って
慎吾は
去っていった

「ひどいな
あいつ…
大丈夫?」


「うん
助けてくれて
ありがとう」


「べつに
たいしたこと
してないよ
それより
でかリボンの
バックの
あいりちゃん
だよね?」


「うん
あなたは
淋しい
ホストさん?」


「そう
優斗って
呼んで」

「うん…」


「まだ…
約束の
時間じゃ
ないけど
今からでも
大丈夫?」

「私は
いいけど
仕事中
じゃないの?」


「大丈夫
俺のお客は
帰ったし
行こうぜ」