「梨乃ちゃん
お酒飲めるの?」


いつのまにか
シャワーから
おじさんが
でてたみたい

「まぁね
おじさんも飲む?」


「うん
梨乃ちゃんも
シャワー
浴びといで」


「はいはい」


シャワー
浴びながら
涙が
流れてきた
私は
この世に
必要とされない
人間だ

友達からも
好きな人からも
親からも
私の事は
みんな
お荷物だと
思ってる


そう思うと
ここにいる
おじさんは
いまだけでも
私を必要と
してくれてるって
そんな気が
してきた


例え
おじさんの
目的が
身体だって
わかっててもね