またしても
拓くんと
2人きり…


まわりに
人が
たくさんいて
どんどん
押されて
いつの間にか
拓くんとの
距離が
近い…


しかも
さっきから
となりの
カップルが
イチャイチャ
してるから
私は
少し
気まずい


押されてるのを
頑張って
踏ん張ってるけど
そろそろ
限界が…



「きゃっ」


「梨乃っ」



さっと
私を
抱きしめるように
支えてくれて
助かったけど
拓くんの
顔が
近すぎる…


耐えれず
急いで
離れようと
したんだけど

ぐいって
拓くんの方に
引き戻されたの

えっ…何!


「いいよ
危ないから
このままで」


「うっ
うん」