王が鏡花の事を 教えてくれ俺は鏡花を 助けてたいと思った。 けど… 自分の事で今は 精一杯な俺に何が出来る だろうか… 闇に呑まれ 光を失った俺は鏡花を 助けることなんて 出来ない…。 自分の不甲斐なさに 腹立たしく歯痒かった。 やり場のない苛立ちを 床にぶつけると 側にあった灰皿が 飛び散った。