缶を見つめ
その時の事を
思い出していると
苦しくて涙が溢れた。



「どうした?」


焔君は泣いている
私を心配そうな顔で
覗き込み肩に
手を回し摩られる。



「うんん…何でもない
ジュースありがとう。」



冷たいジュースが
渇いた喉を
流れ潤してくれた。



けど段々と
眠気が襲い瞼が
重くなる。