私達は公園まで歩き
ベンチに腰掛けた。


焔君は、さりげなく
飲み物を買いに行き
私にくれた。



貰った缶を見て
私は心が痛んだ…。


焔君は私が
傷付けられた
あの日も私に飲み物を
買って来てくれた。


その時も震えいた
私の為にプルタブを
開けてくれた。


その、ちょっとした
心使いが
嬉しかったと話した
付き合ってから言うと…


“鏡花が
喜んでくれるなら
俺が開けてやるよ”


笑顔で言ってくれた…