「問題は鏡花が
虐めに合う
以前のからなんだ。」


「どういうこと?」


赤馬は視線を落とし
ゆっくり口を開いた。



「…俺な、7歳の時
親父が自殺したのを
最初に発見したんだ。」


「それがトラウマで
学校で首吊ってる
十夜を見て
俺は怖くなって
逃げたんだ…。」


「…っ!!」



初めて赤馬の
過去を聞いて衝撃の
余り言葉を失った。