もうすぐHRが終わる

「あっ・・・」


ふと思った
しかしあたしが話しかけて

あたしは気づくのだろうか?
この夢の中の誰にもまだ気づかれていないあたしに。


いや、気づくはずだ
なぜだか分からないがそんな自信があった

ガラララッ

思い切って教室のドアを開ける


誰もこちらを見ない
ただ一人を除いては



ビンゴだ



なんだもっと早く行動していればよかった

しかもHRが終わってもまだ
夢は覚めない




さぁ、あたしの過去への
しょうもない説教の始まりだ。