シリア国家(首都アンティオキア。現トルコの都市アンタキヤ)

 紀元前三0五年、セレ国王及びアン国王によってセレウコス朝シリアが、エルサレム一帯を支配するようになった。

 シリア人はユダ教の習慣を禁止し、「主」の神殿の中にゼウス像を建てては、ギリシャ文化を押し付けた。それに反発したユダ人たちは、ついに反乱を起こした。


ユダのハスモン朝(首都エルサレム)

 紀元前一六六年、ユダ人のマカベア(ハスモン家)が反乱を起こし、セレウコス朝を破った。紀元前一四二年、ユダ人のハスモン朝が成立することになった。ここにて、ユダ民族が復活を遂げるのであった。