窓から見える景色は静かな純白の雪。


「もうすぐクリスマスか…」

指輪あげようかな…


喜んでくれるかな??


直接渡したかったのにな…

俺は外に出て雪をすくってみた。


それは,サラサラでフワフワで静かに溶けていった。

俺はそれに痛みと悲しみを覚えた。


何でか分かんないけど…。

とりあえず恋紗に会えると和らぐ気がした。


抱き締めてあげたいと思った。


恋紗…


わがまま言ってんの俺かもしんない。