体育館に着くと,汐莉が抱きついてきた。


「ど,どうしたの!?」


「もう何かすっごい嬉しくてさぁ,このクラスで良かったって思った!!」


汐莉の目が少し涙で潤んでいた。


もう汐莉すっごい可愛い♪

ブゥ−−ッ!!


体育館のカ−テンが幕を開けた。


「では,存分とお楽しみ下さい。ミュ−ジックスタ−ト♪」


♪♪♪〜


音楽が鳴り出した途端,あたし達のチ−ムが踊り出した。


あたしは精一杯踊った。


健人のためでもあるけど,クラスみんなのために…


そして最後にみんなで踊り終えたときは,すごい達成感と嬉しさを覚えた。


お客さんの拍手がいつまでも続いていた。


あたし達は,男女関係なく,体育館の上で抱き合った。

健人ごめんなさい(笑)