ピアス!?


「流石結衣!!ありがと!!」


『え,あ,うん…』


ピアスなら野球の練習の邪魔にならないし,片方ずつで丁度いいかも!!


あたしはすぐに宝石店に駆け込んだ。


「いらっしゃいませ〜」


「あの,ピアス欲しいんですけど…野球してる男の子にあげたいんです!!」


「それでしたら,この紫のはどうでしょう??勝利と言う意味もあるんですよ。」


それって健人にぴったりじゃん!!


「じゃあそれで!!」


あたしはチラッと値段を見ると,


「高ッ!!」


思わず口に出てしまっていた。


「大丈夫ですよ。」