そして放課後。

教室にはあたしと健人君しかいなくなってしまった。

健人君が先に口を開いた。

「恋紗ちゃん…ごめんな…」

「えッ??」

「俺が変なメール送るから…」

そう言うと,健人君は今までに見せたことのない顔をこっちに向けた。

その顔が,夕日で輝いてキラキラ光って見えた。