電話番号を山村さんに教えた日のの放課後。
突然、山村さんとその友達2人に話しかけられた。
「金森っちも何か入れれば?」
振り向くと、そこには携帯があった。
山村さんと、友達2人が新垣先生の自宅へ電話をかけていた。
留守電に何かメッセージを残したようだ。
まさか、学校からかけるなんて。
家でこっそり電話して、先生に怒られればいいじゃない。
私の名前、留守電に入ってる?
まさか……
私疑われたりしないよね?
嫌われたくない。
景子に勝つ為にも、新垣先生と近付かなきゃいけないの。
「何してるの?あなた達!!」
私が声を荒げると、山村さんはごめんなさいと言い、走って教室を飛び出した。