「すいません…。急に色紙を渡されて…どんな言葉を書いたらいいか分からなくって…。」



「そっか…。でもまあ、幸歩らしいよな。そんなとこも好きだし。」



「好きって……先生ったら…。」



ますます顔が熱くなっちゃうよ……。



「あの色紙には書いてない幸歩の心の中の言葉、聞きたいなあ。」



「さっき…私がキスする前に似たような言葉…言いましたけど…。」



「もう一度聞きたい…。」


先生の真っ直ぐな瞳にお願いされると……断れないじゃん…。