先生は私の背中に手をまわすと、優しくキスをする。


熱を帯びる唇に心臓もドキドキ高鳴る。



「…そういえば、あの色紙見させてもらったんだけど……。」



唇を離した先生は、色紙の話を始める。



「はい…なんでしょうか…?」




「幸歩のあの言葉って…素っ気なくない?」



やっぱり……。



先生ちょっと不服そう…。


まあ、書いた私ですら素っ気ないなあって思ってるくらいだし。