『あ!!先生来たよ!みんな、クラッカー用意してね。』


進行役の女の子が小声で知らせる。



クラスのみんなは、クラッカーを持ち、黙って待っている。


なんか、すごく静か…。



『あんまり静かだと、先生が入って来る時に不審がるかもしれないから、いつも通り喋ってた方がいいかも…!』



…との言葉で、みんな話をあちこちで始めるものの、ぎこちない。



余計に不自然な気がする…。