「幸歩、まだドア開けるなよ。」



「え…?」


ドアを開けようとした私は手をピタリと止める。







「先に別れのキスしておく。」



そう言うと、先生は唇を重ねた。




ここ…私の家の前ですよ!?



それに鍵開けちゃったから、お母さん…玄関まで来ちゃうかもしれない…!



先生、早く唇離して下さい…!!