「私って…こんな感じでいいんですか…?」



「むしろ、変わらないでほしいな。今のままでいい…。」





「先生は……、変わって下さい。」


「え?どこを?」



先生は、ちょっとびっくりした表情を見せる。



「意地悪っぽく笑うのとか、強引にペースに引き込んじゃうところとか……。」


「ふーん。つまり、こういうこと?」



信号待ちで止まった隙に、先生の唇が私の頬に触れる。