「キス…してもいいですよ。今日は特別…ですから、許可…します。」



「『許可』かあ…。なんかいいなあ、その表現。」



「どうせ、変だなって思ってますよね?」



疑いの目で先生を見る。


「思ってないよ。」


先生は私の両肩に手をのせる。



「きっと思ってます…!」


「思ってないよ。」



負けじと言う私に、先生は顔を少しずつ近付ける。