「…じゃあ、やっぱり今の返事……取消します!」



駐車場の方に歩いて行こうとして、プイッと先生に背中を向けた時……



「きゃっ……!」



先生が後ろから抱きしめる。


「ごめん。和丘、ちゃんと答えてくれたのにな。」



先生は、耳元で囁くような声で謝る。



素直に謝られたら…私だって許しちゃうよ。



だって、先生のこと…




好きだから…。