「和丘、もしや遥斗のファン?」



「いえっ!ファンじゃないですけど、すごくカッコいいなって思ってます。」



「…俺よりも好き?」



赤信号で車が止まると、先生は私を見つめる。



「何言ってるんですか!遥斗は好きとか、そういうことじゃないです。」



顔は先生の方を向けたものの、目は背けていた。



「和丘、顔を上げて、俺の目を見て言ってみ?」



何なのもう!!


早く青になれ〜信号!!