「…分かりました。でも、ちょっと待ってて下さい。まだ準備してないので、急いでしてきますから。」



「待ってるって…ここで?」


外のフロアを指差す。



「先生、自分の家で待っててもらっていいですよ。用意したら、私が行きますから。」



私は、素っ気なく切り返す。



「俺、和丘の家で待っていたいなあ。」



ニヤリと笑う先生。



“ダメです!”



そう言いたかったけど…