「そんな新人殺っちまえタケシ!!まぁ新人にはタケシの相手は務まらないと思うけどな」

コイツタケシって言うのか…なるほど。

コイツは強敵だな…。

ケンカの構えは特に型が無く言うなれば自然体…。

どんな攻撃がくるか読みずらいタイプだ…。

俺が自分の荷物を地面に置きながら考えていたらタケシが話かけてきた…。

「おいお前!俺はなぁ…ケンカが大好き何だ!!俺には解るぜ…お前は強い!!相当な修羅場を潜った顔立ちだ」

タケシが身振り手振りアクションを付けながら俺に話かけてきた…。

「俺もケンカは好きだぜ…楽しいケンカをする為にこの町に来たんだからな」

俺はゆっくり身体をほぐしながら構えを取った…。

するとタケシは少し驚いた顔をした…。

「お前…その構え…銀次さんの知り合いなのか??」

「知り合いではない…けど銀次は俺の目標だ」

俺は銀次の強さに憧れた…。

俺もあぁ成りたいと思った…。

そして…銀次を超えてみせる!!

「コイツはマジで掘り出し物だぜ…さっさと始めようや…身体が疼いてしゃあねぇ」

「あぁ…俺もだ!!」