「はははっ!!これだけじゃ意味解らないよね、ごめんごめん…理由はね…半分以上の人間はこの町の厳しさに挫折してこの町を後にするからさ!!ハヤトが思ってる以上に厳しい町だよここは…家を借りるにはある程度の収入がないと家を借りられない…収入は自分で稼がないといけないし、この町に来て稼ぐ最初の方法はただ一つ…それはケンカに勝つこと」

ケンカで生活費を稼ぐ…。

そういえばここに来るまで自分の生活費何て考えてなかったな。

…何も考えないで俺はこの町に来ちまったんだな。

「最初の関門はケンカで勝つこと!!…てか勝ちまくらないとダメだね」

なるほど…そいつはまた…。

「…最高だな」

俺の変態発言にミツハルは少し呆れていた…。

「ハヤトは逞しいね…普通は軽く絶望感を感じるもんなんだけどね…じゃあこの町のルールを簡単に説明するね…」

(町の簡単なルールは最初に説明してあるので割愛させてもらいます)

「…なるほどな…何となく理解出来たよ!!」

「ちなみに銀次さんも僕もこの町のマスターだから!!」

だろうな…二十歳のミツハルがこの町に居る理由何てそれしかないだろう…。

「銀次さんは複合地区のマスターだから…会いたいなら複合地区のライセンスを取らないと会えないね!!あの人の性格上ハヤトにワザワザ会いに来るとか考えられないし」