マリコの邪魔はしたくないから…。

俺の存在は…マリコにとって百害あって一理無しだから…。

俺がマリコにしてやれることは…。

……あいつの前から消える事だけだ。

あの日から俺は学校には行かずに旅立つ準備を進めていた…。

そして一週間後の今日…俺はミツハルに会いにここに来た…。

「解ったよ!!じゃあ僕と一緒にジャッジタウンに行こう…荷物も持ってきたみたいだね」

「あぁ…この町にもう戻って来るつもりは無いからな」

簡単な荷物だけだが…服とか金とか…いざ纏めてみたら持ってくもの何てたかが知れてる…。

「…親にはちゃんと話たのかい??」

「話は普段からしない…部屋に書き置きは置いといたから大丈夫だ…問題無い」

結局マリコには何も話はしなかったけどな…。

絶対止められるし…。

「ハヤトが大丈夫なら僕は何も言う事ないよ…じゃあ行こうか」

こうして俺は新たな自分の居場所を探しに…不良の聖地…ジャッジタウンに向かった。