「…ちょっと考えさせてくれ…」

「…解ったよ!!ちょっとやる事があって一週間ぐらいこの町に居るからさ！一週間後にまた教えて」

俺はナゼか即答出来なかった…。

正直ジャッジタウンに行きたい…。

銀次に会ってみたいし俺と同じ人種の人間に会うチャンスだ…。

…じゃあ何で俺はこんなに迷っているんだ…。

俺はその後ミツハルの連絡先を聞き、ファミレスを後にした…。

家に帰る途中ミツハルに言われたことをずっと考えたが答えが出なかった…。

次の日寝るのが遅かったからか昼過ぎに目が覚めた…。

取りあえずシャワーを浴びて居間に言ったら母さんがテレビを見ていた…。

「ハヤト…おはよう」

「あぁ……」

今日は仕事休みなのか…。

久しぶりに見た母さんは少し疲れた顔をしていた…。

俺が問題を起こす度に学校や警察に呼び出されてる両親…。

正直俺のことを厄介な荷物にしか思ってないだろう…。

「お昼ご飯食べる!?すぐ用意出来るけど…」

「腹減ってないからいい…久しぶりに学校に行ってくるよ…」

家に居てもしゃあねぇし…。

学校に行ったら答えが出るかもしれないだろ??

「そう…ケンカするんじゃないわよ」

「…ケンカを売られない限りはしない…行ってくる」

もう学校でケンカをする気にもならないし…。

マリコに何言われるか解らん…。