俺の言葉に素早く反対した優男はブンブンと顔を横に振り…

「ケンカ何て売ってませんよ!?僕ケンカは強烈に弱いですから…気に触ったのならごめんなさい!!」

と言い、急いで頭を下げてきた…。

…何なんだコイツ??

「…じゃあ何の用だ??」

少し…というかかなり機嫌の悪い俺はぶっきらぼうに聞いた…。

まぁ機嫌が悪くなくてもぶっきらぼうだけど…。

「いやぁね…あなたの戦い方が…『銀次』さんにソックリだったもので…知り合いかと思って…」

…今何て言った!?

『銀次』…??

「その男、金髪の男か!?」

俺は勢い余って優男の胸倉を掴みながら聞いた…。

「いっ痛いですよ!?取りあえず放して貰えませんか!?」

優男は苦しいのか俺の腕を掴みながら聞いてきた…。

「あぁ??…あぁ!!…悪い…」

俺は胸倉から手を放した…。

「ふぅ…いきなりヒドいじゃないですか…確かに『銀次』さんは金髪がトレードマークですよ…お知り合いじゃないんですか??」

優男は首元を押さえながら俺に答えた…。