少し待つと一人の人間が前に出てきた…そしてそれをかわきりに何人か前に出て来た…。

俺はそのメンバーを見た時身体に衝撃が走った…何故なら…。

「全員ウチのメンバーだ…と??」

タケシが誰かの肩を借りながら、俺の近くまで来ていた…。

「タケシ!?お前大丈夫か!?」

俺はタケシの満身創痍な身体に少しビックリした…。

二日前の俺と同じぐらい血だらけだ…。

「あぁ……もう大丈夫だシンジ。肩借りて悪かったな」

「いえ…私が怪我をさせたんですからね。肩ぐらいなら貸しますよ…」

「ちげぇよテメェ!!蓄積したダメージがだなぁ…」

「負け惜しみですか??」

「負けてねぇし!!ケンカの途中で終わっただろうが!!」

「あのままやり合っていれば私が勝っていました…なので私の勝ちです」

「…よぉし解った!!そこまで言うなら決着つけてやろうじゃねぇかっ!!!!」

さっきまで死人の様に凹んでいたタケシだが…今は誰よりも元気になっている。

…良い友達出来たじゃねぇかタケシ。

俺は元気になったタケシを無視して、集まってきたメンバーを見ていた…。