一同唖然だった…。

流石のジンやゲンもポカンとした表情をしている…。

そんな中を車に乗っていた人物二人は何食わぬ顔で車から出て来た…。

運転席から出て来たのは鮮やかな金髪をした男…。

一度見たら忘れる事の出来ない人を引きつける目を持った男…。

綺麗なスーツや靴に身を包んだ銀次が車から出て来た…。

そして助手席から出て来た男は見た事の無い男だった…。

頭はスキンヘッドで左側面から後頭部にかけてドラゴンの刺青が彫ってある男…。

茶色い色が入ったサングラスをかけており、服装はタンクトップにジーンズとラフな格好だ…。

だがタンクトップから出ている腕はかなりひき締まっており、かなりのパワーがありそうだ…。

身長は190cmぐらいあり、銀次より少し高いぐらいか…。

そんな二人の男がこちらに近付いてきた…。

「激しくやってるねぇ皆さん!!楽しんでるかぁ!?」

銀次は回りを見渡しながら元気よく話し掛けていた…。

そしてゲンの前まで行き…

「まぁ取りあえず俺に任せな!!ほらっその手を放してさ!!」

と言い、ゲンの腕から怯えている奴を引き離した…。