…かの様に見えた。

破られる前に俺は坊主頭の両手を掴んでそれを阻止した…。

「なんだてめぇ!!この野郎!」

坊主頭は更に力を入れて写真を破ろうとしたが…俺はそれ以上の力を入れ手を押さえ付けた…。

そして坊主頭が力を軽く抜いた瞬間に手を捻り、痛みで力を抜いた隙に素早く写真を引き抜いた…。

「…ハヤト!?…何でお前が…こんな所に??」

「………」

驚いてるトウマは取りあえず無視して写真はポケットにしまい、高校生三人組と対峙した…。

まだ痛いのだろう…坊主頭が手首を押さえ、少し警戒しながら俺に聞いてきた…。

「…てめぇは誰だ??ゲーセンに居た仲間じゃなさそうだな…あいつらが助っ人を読んだのか??」

やっぱり連れが居たのか…いつまでたっても誰も来ないから一人で遊んでたのかと思った…。

「…いや」

「じゃあてめぇは何なんだ!邪魔すんじゃねぇ」

「何のだ??」

「っはぁ!?日本語解らねぇのか??コイツと俺らの問題に首突っ込むなって言ってるんだよ!てめぇは関係ないだろ」

坊主頭は俺に警戒してるのだろう…俺をこの場から遠ざけようとしている…。