家との距離も近いので先にタケシに帰ってもらい、俺とヒサジは歩いて帰った…。

歩いている間もヒサジは何か考えているみたいだ…。

犯人はヒサジの兄貴…ヒサジはハッキリとそう言った…。

ヒサジの過去に何があったんだ…。

家に入るとマリコが俺らを出迎えてくれた…。

「おかえりハヤト!!怪我は…無いね!!良かった…」

「俺をなんだと思ってるんだよ…こんな怪我じゃケンカになんねぇよ」

俺はマリコの頭を軽く撫でてやりながら家に入って行った…。

でもさっき自分の足を確かめた時痛みを対して感じなかった…。

明日になれば松葉杖無しでも動けるだろう…。

「だってハヤト私の言う事あまり聞いてくれないじゃん!!…だから心配で…」

「俺は大丈夫だから…悪いがマリコとミカちゃんは部屋に行っててくれないか??」

俺はヒサジに気を使って人払いをしようとしたが…。

「問題無い…二人も聞いてくれ…この町に居る以上関係がある話だ…」

とヒサジが言ってきた…。

なので俺達は適当に座り込みヒサジが話出すのを待った…。

ヒサジは腕を組ながら…壁に寄り掛かり目をつぶっていた…。

そして…ある決意を秘めた目で話出した…。