俺は一度見た人の顔は忘れない…。

カスミを正面から観察して気付いたんだ…。

たとえ化粧を落として髪を黒くしようがな…。

「マリコが来たあの日…ギャル五人組が居たの覚えているだろ??」

「あぁ!!居た居た!やたら目立ったギャル達な…それがどうかしたのか??」

「まだ気付かないのかタケシ…カスミはその時居たメンバーの一人だ…間違い無い」

俺はあの時かなり注目を集めていた…当然回りには軽く人だかりが出来ていた…。

その時見たんだ…ギャル軍団の中に居たカスミをな…。

「そうなのか…じゃあ何であそこでカスミを問い詰めなかったんだ??」

「それはしらを切られて終わりだと思ったからでしょ??…それにしても凄いねハヤト!!流石の僕も彼女が演技だとは見抜けなかったよ!」

それはそうだろう…ミツハルはカスミの顔を初めて見たんだからな…。

「けどヒサジが犯人じゃ無いのは間違い無いと思ってたよ!!…だってヒサジならレイプ何て卑怯なマネしなくても彼女簡単に作れるじゃん!!…それにヒサジがレイプする姿何て想像もつかないし」

「あぁ…だが証拠が無い…俺が見ただけじゃ誰も信用しないだろうな…ヒサジを庇っていると思われるのが関の山だ…」