「……玉林は、どうした」



六天花と呼ばれた、

対となる兄弟は、六人。



主の魂の呼びかけに、

今も目覚めるのは、

そのうちの、たった三人だけだ。



紅耀、清花、そして、玉林。

その、玉林の姿が、ここには、ない。