「マヒルはもう出たかなぁ?」

ケンはバスルームに向かい、細くドアを開けたら、白い肌をピンクに染めた真昼の背中が見えた。

(もうちょい見えないかな……。
いかん!いかん!)

「誰っ!!」

真昼が振り向いた。

「いやぁ~背中流してあげようかと思って~。」

バッシャーン!!

ケンは洗面器で、真昼に思いきりお湯をかけられた。

「うわっ!
ひでぇなぁ~!」